カードローンとは?
簡単なルールと、安全に利用するコツ
まずはこれを押さえよう!カードローンの3つの特徴
カードローンとは「個人向け無担保融資」のことで、ATMや現金自動支払機からカードで現金を引き出して、融資を受けられるタイプのローンです。銀行や信販会社、消費者金融が提供しており、大きな特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 無担保・無保証人で借りられる
- 資金用途が自由
- 利用限度額内であれば、いつでも自由に借入・返済が可能
【1】無担保・無保証人で借りられる
多くのカードローンは、不動産などの担保や、保証人を必要とせず、個人の信用で借りることが可能です。ただし、融資を申し込む際には審査に通らなくてはなりません。
基本的には、定職に就き、安定した収入がある場合なら申し込みが可能です。また、最近では専業主婦や学生であっても、安定した収入が認められれば、審査に通る場合もあるようです。中には、最短即日審査・最短即日融資といったスピードサービスを行っている業者もあります。
審査に関しては、多くの場合、インターネット上で仮審査を受けられますので、まずはインターネットを利用してみることをお勧めします。
【2】資金用途が自由
ローンには大きく分けて、資金用途が限定される「目的ローン」と、用途が限定されない「フリーローン」があり、カードローンは「フリーローン」に分類されます。つまり、借入した資金は、自由に使えるということです。ただし、「目的ローン」に比べ金利が高めに設定されています。
資金使途が限定される「目的ローン」には、自動車ローン、住宅ローン、教育ローンなどがあります。
【3】利用限度額内であれば、いつでも自由に借入・返済が可能
利用限度額の範囲内であれば、いつでもATMや現金自動支払機からカードで現金を引き出すことができます。また、限度額内で何度でも借りたり返したりすることも可能です。限度額は利用者の年収や、借入利用実績によって変わります。
急な出費などで現金が必要になった場合など、非常に便利と言えるでしょう。
利息の仕組み〜借入期間が短いほど利息は少なくて済む
カードローンで注意しなければならないのが、利息です。返済の際には、借入した元金だけではなく、利率に応じた利息を支払わなくてはなりません。
利息は年利で計算されます。借入を行う前に、基本的な利息の計算式についても知っておきましょう。
これが基本的な利息計算式です。例えば、30万円を年利15%で借入し、60日間で完済したとします。この場合の利息を計算してみましょう。
利息は、7,397円(小数点以下切り捨て)となります。仮に同じ借入金額・年利条件で、30日で完済した場合は、利息は半分の3,698円で済みます。当然ですが、借入期間が短いほど利息は少なくて済みます。カードローンを利用する際には、できるだけ早めに完済することが大切です。
また、業者によっては「無利息カードローン」もあります。30日など期間を決めて、その間なら無利息で借りられるというサービスです。確実に期間内に返済ができるなら、こうしたサービスを利用しても良いでしょう。
返済の仕組み〜返済金はまず利息分にあてられる
続いて、返済方法を見てみましょう。カードローンの返済はさまざまありますが、最も代表的なのが「残高スライド定額リボルビング方式」です。
利用残高に応じて毎月決まった返済額を返す方式です。借入残高が多いときは月々の返済金額も多く、借入残高が少なくなってくると、月々の返済金額も減っていきます。
また、返済の仕組みで知っておかなくてはならないのは、返済金額は「元金ではなくまず利息分にあてられる」ということです。
仮に100,000円借りて、5,000円の利息が付いた時点で、10,000円返済したとします。この場合、返済金額10,000円の内、5,000円が利息の支払いにあてられ、元金返済にあてられるのは5,000円だけになります。
結果、借入残額は95,000円となり、10,000円返済したつもりでも、実際には5,000円しか返済できていないということになります。
こうした仕組みも理解し、利息がかさむ前に、できるだけ早めの返済を心がけることが大切です。また、借入と同様、返済もいつでも行うことができます。余裕ができたときなどは、すばやく返済する週間を付けておきましょう。
まとめ
- カードローンは、無担保無保証人で借りられる
- ただし、審査を受けなくてはいけない
- カードローンで借入した資金は、自由に使うことができる
- 利用限度額内であれば、いつでも自由に借入返済が可能
- 利息=元金×金利×借入期間
- 借入期間が短いほど、利息も少なくなる
- 返済金は、まず利息分にあてられ、残った分が元金返済にあてられる
- 利用の際は、計画的で早めの返済が大切